抄録
【目 的】 脳性麻痺児者における電動車いす処方の関連因子を明らかにすることを目的とした.
【対 象】 電動車いすを処方されている者(以下,処方あり群)17 名と,練習はしているが処方されていない者(以下,処方なし群)11 名の脳性麻痺児者 28 名を対象とした.
【方 法】 出生時体重,在胎週数,GMFCS,MACS,CFCS,言語使用の有無を調査し,統計にて群間比較した.
【結 果】 出生時体重(p<0.01),在胎週数(p<0.04),GMFCS(p<0.001),MACS(p<0.003), CFCS(p<0.001),言語使用の有無(p<0.001)に有意差を認め,処方なし群は処方あ り群に比べ出生時期が正期産に近く,GMFCS,MACS,CFCS レベルが低く,言語を使 用している者は少ない傾向にあった.
【結 語】 脳性麻痺児者と電動車いす処方との関連因子として,出生時体重,在胎週数,GMFCS, MACS,CFCS,言語使用の有無が関連していることが示唆された.