大分県理学療法学
Online ISSN : 2434-5431
Print ISSN : 1349-4783
90歳以上の消化器外科手術後患者に対する 術後離床経過とFIMの改善度
早崎 温貴皆田 渉平田中 とも恵良 奈央荒巻 政憲佐藤 博今岡 信介
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2025 年 18 巻 p. 32-38

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抄録
【目 的】 90歳以上の消化器疾患を有する患者の術後離床経過,Functional Independence Measure(以下;FIM)の改善度について明らかにすること. 【対 象】 2021年4月から2023年6月までに,当院消化器外科病棟に入院し,手術後に理学療法を実施した90歳以上の超高齢者24名とした. 【方 法】 調査項目を電子カルテより後方視的に調査し,各項目の正規性について,Shapiro-Wilk検定にて確認した.理学療法介入前後の比較について,Wilcoxonの符号付順位和検定を用いて比較した. 【結 果】 術後離床経過については,端坐位開始日1.0日(1.0-3.0),起立開始日1.0日(1.0-3.0),歩行開始日4.0日(1.0-7.8)であった.FIMは術後と退院時を比較し整容,上半身更衣,下半身更衣,ベッド移乗,移動,運動項目,合計点の項目で有意差を認めた. 【考 察】 90歳以上の消化器外科術後患者には,創部痛と併存疾患の管理を行い,早期離床を推進することで合併症を予防し,ADLの改善を促進することが重要である. 【結 語】 90歳以上の消化器外科手術後患者においても,術後早期からの理学療法介入がFIMの改善につながる可能性が示唆された.
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2025 公益社団法人 大分県理学療法士協会
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