作業療法学芸雑誌
Online ISSN : 2758-5921
研究と報告
慢性期病棟入院中の高齢患者における食事動作自立に関連するN式老年者用精神状態尺度の下位項目とカットオフ値の検討
立川 智也那須 高志君嶋 実夢磯田 悠人
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キーワード: 高齢者, 食事, 慢性期
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2025 年 3 巻 1 号 p. 41-50

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抄録

本研究では慢性期病棟に入院した高齢患者における食事自立に関連するN式老年者用精神状態尺度の下位項目とそのカットオフ値を明らかにするため横断的調査を実施した。対象者166名を食事自立群と非自立群に分類し、食事自立の可否に関連する因子およびカットオフ値を算出した。ロジスティック回帰分析の結果、「家事・身辺整理」と「記銘・記憶」が有意な因子として選択された。Receiver Operating Characteristic Curve(以下、ROC)曲線では、「家事・身辺整理」のカットオフ値は3.0点(Area Under the Curve(以下、AUC):0.81)、「記銘・記憶」はカットオフ値が7.0点(AUC:0.82)であった。さらに、多変量ROC曲線の結果、AUCは0.86であった。以上の結果から、「家事・身辺整理」と「記銘・記憶」は、食事動作自立の可否を判断する有効な指標であることが示唆された。

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© 2025 一般社団法人 埼玉県作業療法士会
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