京都大学大学院工学研究科電子工学専攻
2003 年 72 巻 6 号 p. 681-690
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最近,従来とは異なる光の形態が注目されている.本稿では,以下の三つの話題を取り上げて紹介したい.(1)光速を越える群速度,(2)電磁誘導透過(EIT)による低群速度と光パルスの静止,(3)メタ物質における負屈折率.いずれも従来の光に対する常識を覆す現象であり,その物理的な仕組みや意味に興味がもたれている.一方,量子制御などの新しいタイプの光技術への応用の可能性についても,さまざまな試みがなされている.
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