2004 年 73 巻 3 号 p. 368-372
化学的機械研磨(CMP)による平たん化は,ULSIの高集積化・微細化を支える,必要不可欠なプロセスである.優れた平たん化特性を実現するためには,CMPプロセスの本質を明らかにし,研磨に用いる研磨スラリーを最適化することが重要なポイントとなる.われわれは,スラリー設計への指針を示すことを目的とし,CMPの研磨メカニズムをミクロな観点から調べてきた.本稿では,絶縁膜用CMPで実用化されている2種類の研磨スラリーを対象に,原子間力顕微鏡により研磨スラリーが被研磨面に与える影響を評価した結果を紹介する.