オプトメカニクスは,電磁波と機械振動子の相互作用を利用した,光とメカニクス制御の新興融合分野である.この相互作用により機械振動を完全に凍結させたり,電磁波との間で状態転送を行ったり,振動子の変位を量子限界で測定したりすることが可能となる.共振器電磁力学の分野で開発された高Q値共振器や,2準位系と電磁波の強結合領域の知見,また一方ではナノ材料の生成技術の向上により,オプトメカニクス研究において,幅広いサイズスケールの機械振動子の量子領域を探求できるところにたどりついた.本稿ではこれまでの研究状況の一部を紹介する.