応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
解説
ナノワイヤ量子ドットレーザーの進展
荒川 泰彦, 舘林 潤
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 85 巻 7 号 p. 568-574

詳細
抄録

半導体ナノレーザーの基本要素は,光共振器とレーザー利得媒質である.光共振器としては,ピラー,ナノワイヤ,フォトニック結晶,リング・ディスクなどが探求されてきた.一方,利得媒質としては,単位体積当たりの利得ピークを最も高くできる量子ドットが有望である.本稿では,微小な素子体積を有するナノレーザーの実現に向けて,ナノワイヤ量子ドットレーザーに関する最近の研究の進展について述べる.まず,ナノワイヤ量子ドットレーザーの形成と光学評価について論じるとともに,室温におけるレーザー発振の達成を報告する.また,最近,金属膜/シリコン基板にナノワイヤ量子ドットを置くことにより,ナノワイヤ・プラズモニック量子ドットレーザーの発振を実現したので,この成果についても紹介する.

著者関連情報
© 2016 公益社団法人応用物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top