2017 年 86 巻 2 号 p. 102-106
ポリマー半導体を用いた有機薄膜太陽電池は,低温で安価な塗布プロセスにより製造可能な次世代太陽電池として期待されている.2000年以降,研究開発の活発化に伴いエネルギー変換効率は着実に向上し,10%を超えることも珍しくない時代になった.しかし,本技術の社会導入には,さらなる変換効率と信頼性(耐久性)の向上が望まれる.そのためには,新材料の探索が不可欠である.本稿では,筆者らのグループの研究を例に,最新のポリマー半導体の開発と今後の展望について述べる.