応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
研究紹介
過渡回折格子法が拓(ひら)くバイオサイエンス
高門 輝寺嶋 正秀
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2020 年 89 巻 1 号 p. 30-34

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抄録

生命機能の物理化学的理解のためには,生体分子の反応機構や反応ダイナミクスを解明することが不可欠である.我々はほかの手法では検出することの難しい,隠された中間体や反応ダイナミクスを明らかにできる,過渡回折格子(TG)法をベースにした手法を開発し,拡散係数や体積変化などの物理化学的性質の時間変化の観測を通して,特にタンパク質反応研究を行っている.本稿では,最近明らかにしたタンパク質‐DNAの光誘起結合ダイナミクスの研究例を挙げて,TG法の特徴を紹介する.

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© 2020 公益社団法人応用物理学会
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