2020 年 89 巻 6 号 p. 328-332
近接容量イメージセンサは,計測対象にセンサを近づけた際に生じる近接容量の2次元分布を計測・可視化するセンサであり,指紋認証やタッチセンサ,材料内部の非破壊検査,液面レベルセンサなどに用いられている.今後はフラットパネル・電子回路基板の非接触電気検査,薄膜シート材料の異物検査,イオン濃度や生細胞の可視化などへの活用も期待されている.本稿では,CMOSイメージセンサの研究で培ったノイズリダクション技術を応用し,0.1aFの容量検出精度を達成した高感度・高精細・リアルタイム近接容量イメージセンサの原理,性能,計測応用事例を紹介する.