国立研究開発法人理化学研究所 創発物性科学研究センター
2022 年 91 巻 7 号 p. 421-425
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伝搬する電子を用いて量子光学的な実験を行う量子電子光学の分野では,制御対象が空間的に波動関数が大きく広がった電子から有限のサイズを持つ量子的な単一電子の波束にシフトしつつある.生成可能なさまざまな電子波束の中で空間的な広がりが最小のものが,表面弾性波の動くポテンシャルに束縛されて伝導する単一電子である.本稿では表面弾性波による単電子の伝送手法およびその量子的な伝導の制御について紹介する.
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