2025 年 94 巻 1 号 p. 17-21
放射線イメージング技術は,医療や産業分野での非破壊検査に不可欠な技術である.本稿では,ワイドバンドギャップ半導体を用いた放射線センサ技術の現状と未来展望について論じる.特に,今後の技術発展に向けて,より原子番号が大きい材料や低エネルギーX線に対応可能な材料の開発が必要とされており,それらの研究動向について詳述する.それに対して直接変換型としては半導体が使われているが,放射線の種類やエネルギーに対応するさまざまな半導体が用いられている.本稿ではその中でもワイドバンドギャップ半導体を用いた放射線イメージングデバイスを中心に,現状と未来展望を議論する.