2025 年 94 巻 4 号 p. 202-206
近年,データセンターや生成AI向けの光通信ネットワークは高速化が進んでいる.今回我々は,高速光通信用のハイブリッド導波路構造を持つ超高速な電界吸収型変調器集積レーザー(EML)の研究開発に取り組んだ.広帯域な電界吸収型変調器(EA変調器)の設計,狭い幅のEA変調器を実現するためのウェーハプロセスの工夫と,実装部品の1つである終端抵抗値の最適化により,155Gbaud 4-level pulse amplitude modulation (PAM4) 310Gb/sと6-level pulse amplitude modulation (PAM6) 400Gb/sの超高速動作を実証した.EMLによる超高速な光通信実現の可能性が示されたと考える.本稿では,EMLの基礎構造,技術動向,超高速EMLの設計と実証について説明する.