主催: 日本心理学会第89回大会実行委員会
会議名: 日本心理学会第89回大会
回次: 89
開催地: 東北学院大学
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
ロングトレイルと呼ばれる歩くことを楽しむための長距離歩行道がある。世界的には、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路、アメリカ14州にまたがるアパラチアン・トレイルなどが知られている。日本国内では、東海自然歩道、信越トレイル、四国遍路といった道がその代表といえる。
一般的な観光旅行が目的地となる場所を楽しむ行動であるのに対し、歩く旅は、目的地に至る過程、道のりを楽しむ行動だといえる。本シンポジウムでは、実際にロングトレイルを歩いた経験をもつ3名が、自らの体験にもとづいた事例を交えながら話題提供を行う。具体的に、林は長距離徒歩旅行の心理学研究の現状と課題を、石盛は国内外のロングトレイルを歩いた体験的考察を、岡本は四国での歩き遍路者を対象とした追跡調査の内容について報告する。そして、観光心理学やポジティブ心理学の視点から指定討論を頂き、道を歩き続ける旅が心をどのように変容させるのか、旅による自己変革の可能性について議論したい。