抄録
Auイオンを光還元反応により、Auナノ粒子としてPVAに分散したAu/PVA薄膜を作製し、アルコールセンサーとしての特性を検討した。Au/PVA薄膜には、510nmに表面プラズモン共鳴(SPR)吸収によるピークが見られ、XRDによるAu微粒子の平均粒径は約37nmであった。Au/PVA薄膜を屈折率(nD)の異なる5種類のアルコールに浸漬した時、SPRピークは浸漬したアルコールのnDが大きくなるに従い、520nmから529nmへと次第に長波長側にシフトし、吸光度も大きくなった。このような結果は、Mie理論からの予測と良く一致し、Au/PVA薄膜がSPRセンサーとしてアルコールの識別に有望であることが分かった。