日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第15回秋季シンポジウム
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ダイヤモンド型フォトニック結晶の三次元構造制御による高指向性電磁波発振
桐原 聡秀宮本 欽生武田 三男迫田 和章
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p. 329

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抄録
フォトニック結晶は誘電体の周期配列で構成され、回折作用により電磁波を完全反射する。伝播が禁止される周波数帯域は、フォトニックバンドギャップと呼ばれる。理論に基づいて結晶構造を設計すれば、電磁波の方向や位相を効率よく制御できるため、光導波路や高指向性アンテナなどへの応用が期待されている。我々はCAD/CAMを用いた光造形法により、チタニア系セラミック粒子を分散させたエポキシ樹脂を成型し、マイクロ波およびミリ波の制御を目的としたフォトニック結晶の開発を行ってきた。本研究では、特定方位に対する格子間隔の引き伸ばしにより電磁波の回折方向を制御し、フォトニック結晶による高指向性発振の実現を目指した。
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©  日本セラミックス協会 2002
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