抄録
水溶液からのチタニア薄膜合成における光照射効果を検討した。チタンテトライソプロポキシドと水酸化テトラメチルアンモニウムまたはコリンを直接反応させ水で希釈して調製した。均一膜を得るために、スクロースをチタンに対して3%添加してコーティング溶液を得た。この溶液は、粒径約15nmのコロイド溶液であり、このコロイドは層状のチタン酸のアルキルアンモニウムであることがわかっている。その溶液から得られたゲル膜に紫外線照射をすると膜が緻密化、硬化し、屈折率が高くなった。これらの現象は、光照射により層間のアルキルアンモニウムイオンが分解するためであることがわかった。