抄録
マイクロ波加熱によってペルオキソチタン錯体水溶液からアナタースゾルを合成した。100℃の処理で得られるアナタースが短径10nm長径20~30nmの異方性結晶であったのに対し、マイクロ波で急激に昇温させて140℃以上で処理した場合は短径長径共に約7nmの等方性結晶へ微細化した。そのアナタースゾル薄膜と紫外線によるアセトアルデヒドガスの酸化反応は、100℃処理の場合の2倍以上の速度であった。160℃までの昇温速度を約1/100とした場合、その反応速度は約1/2となった。また、ペルオキソチタン錯体が共存する場合、紫外線でペルオキソチタンから過剰酸素が徐々に放出され、酸化作用が補われると考えられた。