抄録
酸化亜鉛はc軸を磁化困難軸とする物質であり、c軸配向体の作製には回転磁場の印加が有効であることが報告されている。本研究では、水平方向に設置した12T超電導マグネット中でサスペンションを入れたビーカーを回転し、そのサスペンションの中でEPD法による固化成形を行って、配向状態の良否に及ぼすパラメータについて検討した。酸化亜鉛粒子は、電場の印加だけで配向する挙動を示し、さらに磁場に対する電場の印加方向(粒子の泳動方向)によりローレンツ力も受ける。そのため、成形体の配向度は、電場強度、電場方向、回転速度、回転方向により変化する複雑な挙動を示した。