抄録
環境問題の深刻化に伴い、ゼオライトを始めとする環境保全材料が注目されている。ゼオライトは分子レベルの細孔を有する無機結晶材料であり、吸着能、イオン交換能、分子ふるい能、触媒能といった特性を持つ。
ゼオライトは通常粉末でしか得られないため、工業的な利用が制限されてきた。ゼオライトは自己焼結性に乏しく、また焼結によるバルク体作製においては細孔構造が崩れてしまう。ゼオライトの更なる応用の為には、バルク体の作製は必要とされる。そこでゼオライトの構造を保持しつつ形態を制御できるプロセスとして水熱ホットプレス(Hydrothermal Hot-Pressing,HHP)法に着目し、ゼオライトのバルク体作製を試みた。