抄録
超撥水性は外壁などの防汚や雨水滴が転がり落ちることによる自己洗浄効果、また、寒冷地における着氷防止、着霜防止などの効果が期待できる機能であり、注目を集めている。我々は、無機系材料をベースとしたコーティング剤で超撥水性を有するコーティング剤の開発を試みた。凹凸因子は濡れの性質を強調し、濡れる表面はより濡れ、はじく表面はよりはじくようになる。我々は微粒子としてそれ自体が元々撥水性を持つ多孔質微粒子を被膜剤に混入することで、被膜塗布の際に生じる表面凹凸による撥水性と多孔質微粒子が元々持つ撥水性の相乗効果を期待して開発を行った。このようにして作製した被膜剤は超撥水性を示した。