抄録
混合導電体を用いた酸素分離膜は、外部回路、電源を使用せず酸素の分圧差のみを駆動力として、高温で空気中から酸素のみを選択的に分離することが可能である。従って、製鉄所などの廃熱を熱源とした省エネルギー型酸素製造法として期待されている。その主な課題としては、作動温度の低温化、Coフリー材料の開発などが挙げられる。本研究では、中高温用Coフリー酸素透過膜として報告されているBa0.95La0.05FeO3(BLF)に着目し、同位体18O2を用いた気相/固相交換反応により、中高温域における酸素拡散挙動について検討した。