抄録
ソフト化学手法により、層状酸化物のホスト層を雲母のように単層剥離して得られる無機酸化物ナノシートは、ナノシートそのものの機能や他種物質との複合化による新機能が期待されている。ナノシートを基質に均質に堆積させる効率的な方法が検討されているなか、本研究では塗布技術のひとつである静電噴霧技術を利用し、各種溶媒下におけるナノシートの基板への堆積形態を観察した。
薄膜作製の準備段階として、レピドクロサイト型層状チタン酸塩K0.8Ti1.2Fe0.8O4を作製し、単層剥離した後、ナノシートを分散させる溶媒およびその濃度を変化させた試料を基板に付着し、SEMで形態の違いを観察した。