物理教育
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記録タイマーによる内力と外力の実験
菰田 潔
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1980 年 28 巻 2 号 p. 71-73

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抄録

突放した台車を静止台車に追突連結させ,その運動を記録タイマにとって運動量保存を検証する従来の実験では,単に保存法則の検証にとどまって,衝突時の力の測定までふれていない.また作用・反作用は静力学のなかで取扱われることが多く,力のつりあいと混同したり,その性質を理解させにくい難点がある.そこで,本稿実験は,従来の追突実験を改善して,外力を台車に作用させた状態のもとで追突を行わせ,タイマの記録から力を分析し,台車に作用した内力(作用・反作用力)と外力をとらえ,それらの区別を一層鮮明に対比させて理解させようと試みた.さらに質点系に対しても考察を発展させる.

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© 1980 日本物理教育学会
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