物理教育
Online ISSN : 2432-1028
Print ISSN : 0385-6992
ISSN-L : 0385-6992
ワンチップマイコンを用いた台車搭載型速度計の開発とこれを用いた「運動量」学習の導入
関口 隆司湊 淳小澤 哲
著者情報
ジャーナル フリー

2005 年 53 巻 3 号 p. 213-218

詳細
抄録

運動量保存は,力学的エネルギー保存と並んで,自然を探求する上で極めて重要な役割を果たす法則である。大学入試問題で頻出されるのも,その重要性からであろう。そこで,運動量の学習の導入の段階で,直衝突において運動量が保存することを演示実験で示し,運動量の重要性を生徒に納得させる授業を考えた。授業は,問題提起と実験を組み合わせて展開するものとし,また,実験が効率よく行え,訴求力のあるものとなるよう,台車搭載型の速度計をワンチップマイコンを用いて開発した。

著者関連情報
© 2005 日本物理教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top