東海大学教育研究所
東海大学チャレンジセンター
2015 年 63 巻 4 号 p. 252-257
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
一般に,永久磁石の表面磁束密度は不均一である。直径8cmの円板状永久磁石の磁束密度分布を高さ方向に詳細に調べた結果,磁石表面から1cm程度離れた場所に直径約2cm,磁束密度110mT程度の均一な磁束密度領域があることを見出した。この領域を用いることによって"片側磁極"だけでホール効果の実験実習が実施できることが明らかとなった。また,櫛形加工したシリコン(Si)の試料を用いて"片側磁極"によるホール効果の測定から得られたキャリア濃度は,比抵抗から求めたものとオーダーが合っていることがわかった。
日本物理教育学会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら