2002 年 13 巻 1 号 p. 17-21
天然ゴム製およびウレタン製の台形柱状に成形した枕子について,静止時のみならず歩行時の圧迫圧,汗の吸水性能,ならびに摩擦抵抗を検討した.皮膚面に対し逆台形に枕子を置くとストッキング面の圧迫圧に比べ皮膚面の圧迫圧が上昇した.運動時は静止時に比べ筋肉上部での圧迫圧が上昇し,天然ゴムに顕著であった.複数の枕子連結部の圧迫圧はウレタン枕子を逆台形連結置きにすることで圧迫圧低下を解消した.吸水性能はウレタンが天然ゴム,綿に比べて優れ,発汗試験ではウレタンは乾燥重量の1.2倍吸水した.摩擦抵抗力は綿<ウレタン<天然ゴムの順であった.ウレタン枕子は圧迫圧が運動時に必要以上に上昇することがなく,発汗に対する吸水性能に優れ,摩擦抵抗も少なく,短辺30mm,長辺50mmの台形柱状形態は枕子の逆台形連結使用を可能とし,従来の枕子連結部の圧迫不良が解消されたので,実用化が期待できる.