主催: 日本霊長類学会
会議名: 日本霊長類学会大会
回次: 34
開催地: 東京都
開催日: 2018/07/13 - 2018/07/15
侵略的外来種は,国際自然保護連合(IUCN)によって野生生物の三大絶滅要因の一つに位置付けられているほど,生物多様性への脅威となっている。我が国において特定外来生物タイワンザルやアカゲザルが野生化し,在来種ニホンザルへの交雑等が大きく問題視されている。和歌山県は県北部に野生化したタイワンザルの群れを,ニホンザルの交雑防止のために捕獲,除去するとして1999年以降,事業を実施し,2017年根絶の達成を公表した。本発表では,和歌山県の対策およびそれを支援したさまざまな立場の方々のさまざまな活動をふりかえり,外来種対策として総括する。そして和歌山タイワンザル対策において学んだことを整理し,他の外来種対策へフィードバックするべきことを示したい。同時に,和歌山,紀伊半島のタイワンザル問題としての次の課題について触れておく。