抄録
日本は今,空前の少子高齢化に見舞われている。これは現代社会がとても生きやすく,医療制度や医療の質が高まり寿命が伸びていることに起因している。それ自体はとても喜ばしいことなのだが,歳を重ねることによって起こる認知症を回避することが難しくなってくる。現在は認知症にかかったとしてもそれをサポートしてくれる若い人がいるかもしれないが,前述した少子高齢化は刻々と進行しており推測では高齢者の割合は2035年には33.4%,2060年には39.9%になり若い人のサポートが難しくなっていくのだ。認知症の治療法には薬物治療や非薬物療法があるがあくまで症状の進行を遅らせる効果しかなく現状一番いいのはかからないようにすることである。認知症の予防には頭を使い脳の神経細胞を活発化させる方法があり,それを助けるものが作りたいと思い旗揚げゲームのシステムにもう一ルール加え従来の旗揚げゲームより脳を活発化できるようなシステムを考えた。