抄録
タッチパネルの指検出方法には,抵抗膜方式,静電容量方式,光学方式,超音波方式がある。我々が日常的に使っているタッチパネルは,スマートフォン,カーナビなどがあり,それらは主に,静電容量方式,抵抗膜方式が用いられている。しかし,これらの方式は,パネル内部にセンサーが必要なためサイズに制限があることやセンサーがダメージを受けやすい欠点がある。近年では画像処理方式のタッチパネルが研究され始めている。この方式は,複数のカメラを用いて指先座標を3次元的に認識することで,指先がパネルのどの位置にあるかを判断するものである。しかし,複数のカメラを用いる場合,カメラのセッティング条件が厳しく,画像処理の負担もカメラ1台を用いる場合に比べて大きくなる。本研究では,指の位置とタッチ動作を同時に検出できる1カメラタッチパネルシステムを提案し,カメラ1つという単純な構造で高い信頼性を得ることができると考える。