産業応用工学会全国大会講演論文集
Online ISSN : 2424-211X
2019
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一次元輝度分布センサを用いたカルマンフィルタによる 水平位置及び奥行距離同時推定
*堀川 裕気*穆 盛林*濱砂 大地*松原 篤*中島 翔太
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 33-34

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抄録
近年, 日本では高齢化社会の深刻化により独居高齢者の数が増加しており, 介護の必要性が高まっている。それに伴い, 介護者にかかる負担は大きなものとなる。また, 家庭内や介護施設での見守りはプライバシーの問題が重要となる。そのため、カメラを用いたプライバシーを脅かすような見守りシステムの導入は困難である。これらの問題を解決するために, プライバシーを侵害せずに対象者の位置や状態検知する一次元輝度分布センサの開発が行われてきた。しかし, 先行研究では複数人を対象とした検知が不可能であった。また, 対象者の位置を俯瞰的に把握するためには複数のセンサが必要であり, 複雑なセンサの設置条件を考慮する必要があった。そこで本論文では, 一台の一次元輝度分布センサを用いて対象者の水平位置および奥行き距離の同時推定を行いトラッキングをするためオクルージョンが発生した場合においても見守りが可能になる。
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© 2019 一般社団法人 産業応用工学会
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