抄録
本研究では、松枯れ被害の広域モニタリングを目的として、Sentinel-2衛星データから算出された正規化レッドエッジ植生指数(NDRE)の複数年にわたる時系列変化を用いて、植生活動が低下している可能性のある地域を特定する手法を検討した。Google Earth Engineを用いて2022年から2024年のデータを分析し、年ごとの変化に基づいて、NDRE値が複数年にわたり低下している場所を特定した。その結果、日本全国で植生の活力が低下している可能性のある地域を特定することができ、この手法は単年度分析と比較して一時的な変動の影響を低減できることが示唆された。今後は、マツ枯れ病の被害データと比較することで、本手法の有効性を検証していく。