抄録
地中構造物の周辺地盤が液状化すると, 浮上り現象が発生する可能性がある. 本研究では幅5.85m, 高さ3.15mのボックスカルバートをモデル化し, 遠心模型実験によって地中構造物の浮上り挙動と, 鋼矢板による対策工法の効果について検証した. 実験は25gの遠心重力場にて実施し, 実験モデルは未対策モデルとシートパイルによる対策モデルとした. 構造物模型は硬質塩化ビニル製で, 比重を0.75に調整した. 実験の結果, 地中構造物の浮上り挙動と対策工法による浮上り低減効果に関するデータが得られた. また, 未対策モデルおよび対策モデルのそれぞれに浮上り量の評価式を適用し, 実測と予測値の比較を行った.