抄録
ごみの収集運搬事業は都市衛生に直結するため、清掃事務所はそのサービスの水準を高く維持することが要求される。そのため清掃事務所では、特に各収集地域の習熟や職員間の不公平感を解消するために公平に作業を分担したり、職員同士の組合せを調整したりすることで対応している。このように清掃事務所における人員配置の持つ意味は大きいが、様々な制約の下で適切な人員配置を行うことは非常に困難である。
本研究では、収集員配置問題を職員同士の組合せ回数および各班の担当回数を均等化する2目的最適化問題に置き換え、遺伝的アルゴリズムを用いてパレート最適集合を得ることで、人員配置を立案する手法を開発した。そして、実際の人員配置履歴をもとにシミュレーションを行い、本手法の有効性を実証した。