抄録
現在, 物的な豊かさは満たされっっあり, これからは生活の質 (QOL) に代表される質的豊かさの充実が重要となる. そこで本研究は, 立地変更を考慮した応用一般均衡 (CGE) モデルにQOL水準を組み込み, QOL向上のための公共投資評価を行った. 具体的には, ヘドニックアプローチにより QOL 指標の定量評価を行い, その結果から CGE モデルの家計効用関数のパラメータを設定し, QOL 向上に係わる公共投資配分の検討を行った. その結果, 新たに税を徴収して投資する場合には家計負担が発生するため, 最適な投資水準の存在することが明らかとなった. なお, その際のQOLの地域別達成水準も明らかとされている.