精密工学会学術講演会講演論文集
2019年度精密工学会春季大会
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細胞刺激のための導電性ポリマーのメンブレン構造作製
*藤田 裕人川口 晃大加藤 健太金子 新
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p. 312-313

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抄録

導電性ポリマーであるポリピロール(PPy)を用いて,細胞への機械的刺激を試みている.本研究はPPyの変位量を増加させるため,メンブレン構造を利用した変形機構を作製している.直径5mmのPPyメンブレン構造では,電圧印加にともなうイオン吸収によって上方にたわむ.その中心部の最大変位は駆動後30sで430μmに達した.この変位はPPy膜の直径変化に比べて,約4.4倍と見積もられた.

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© 2019 公益社団法人 精密工学会
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