作業療法の実践と科学
Online ISSN : 2433-8451
Print ISSN : 2434-5806
作業療法研究のロードマップ
友利 幸之介
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2019 年 1 巻 4 号 p. 57-67

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抄録
作業療法のエビデンス構築は, 他領域と比べて明らかに遅れている. これは研究者の責任に依るところが大きいと猛省しているが, 臨床研究には臨床家の参画が欠かせない. 臨床家一人ひとりが, 研究を他人事とせず取り組むことが求められている. そこで本稿では, 作業療法研究のロードマップと題して, 1) まず研究論文を日々の臨床で活用することから始め, 2) 良質な事例報告とは何かを定義し, 3) 事例報告で生成された仮説を疫学研究へ発展させるための方法と, 4) 最後にエビデンスを構築するための仮説検証方法について論ずる.
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© 2019 公益社団法人北海道作業療法士会
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