理学療法 - 臨床・研究・教育
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研究論文
筋骨格シミュレーションによる歩行時筋張力推定の妥当性検証
喜多 俊介, 小栢 進也, 藤野 努, 小林 章, 久保田 圭祐, 園尾 萌香, 国分 貴徳, 金村 尚彦
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2018 年 25 巻 1 号 p. 40-44

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抄録
【目的】筋骨格シミュレーションは筋張力など直接計測が困難な変数を推定可能で,一つの条件のみを変更してその影響を分析する事ができる。一方で日本人の体型にスケーリングされたシミュレーションによる筋活動の妥当性は十分検討されていない。本研究の目的はシミュレーションにより推定した歩行時筋興奮度を表面筋電図の値と比較することでその妥当性を検証することである。【方法】健常成人男性5名を対象に至適歩行速度にて30秒間トレッドミル上を歩行した。EMGは16筋を測定し,筋興奮度は筋骨格シミュレーションソフトであるOpenSimを使用し推定した。【結果】全16筋中12筋は全てのモデルで対象者と類似した波形が得られた。一方で特に膝伸展筋である外側広筋と内側広筋でモデルの値が低値を示した。これはモデルで同時収縮を考慮しない最適化を行ったことが原因の一つとして考えられる。【結論】シミュレーションを使用して解析を行う場合,この同時収縮が結果に影響をもたらす分析においてはこれを考慮した手法を用いる必要がある。一方で筋張力を推定できるシミュレーション研究はそれぞれの筋間や被験者間の比較,一条件を変更してその影響を調査する研究に有用であると考える。
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© 2018 社団法人 埼玉県理学療法士会
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