日本信頼性学会誌 信頼性
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振動試験におけるセンサ位置制御信号と振動データとの同時双方向光ファイバ伝送
神谷 眞好池田 弘明篠原 茂信吉田 博文
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1998 年 20 巻 3 号 p. 193-199

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抄録
強電磁界の環境で、1本のプラスチック光ファイバを介して、非接触振動センサの位置を制御する信号と、振動センサにより検出された振動データとを、測定室と試験室との間で同時に双方向へ伝送した。その結果、振動センサを二次元に走査することによって、試料となる電子機器に実装された複数の部品の振動スペクトラムを正確に、効率よく測定することができた。本振動測定システムは、(1)複数の部品の振動を効率良く測定することができる。(2)制御信号や計測データの伝送時における対電磁界ノイズ性能が良い。(3)信号伝送路の取り扱いが容易である。(4)低廉な伝送システムを使用している。(5)試験者が、安全で快適な環境を試験することができる。などの特徴を持つ。
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© 1998 日本信頼性学会
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