抄録
本研究の目的は,特別なニーズのある3名の幼児の移行支援のあり方を明らかにすることである。その際に,就学支援シートの作成・活用過程をもとに移行の時期を移行前期,移行期,移行後期に区分し,移行の時期から移行支援の特徴を検討した。その結果以下の点が明らかになった。第1に,就学支援シートを用いた移行支援では保育所・幼稚園と小学校の顔を合わせた連携を促した。第2に,移行の時期を区分することで,各時期の特徴が明らかになった。第3に,保護者の不安に対して対応する際のかかわりとしては,移行前期から就学に向けて保護者と連携する必要性が示唆された。