抄録
母親の役割は子どもが生まれると同時にスタートするが,母親になるためのカリキュラムや学校は存在しない。そんな中,「地域子育て支援」施設は,母親たちのリフレッシュの場として重視されている。そこで,母親が子育て支援施設で交流する中で,「状況的学習」をしながら育児力を高めていることについて分析することが必要と考えた。本研究では,母親たちの語りをM-GTA で分析し,「正統的周辺参加」の理論を用いて考察した。結果,母親たちは子育て支援施設の中で,様々な人と交流しながら,育児を「状況的学習」し,育児の力や自己効力感を高めていることが分かった。