抄録
本研究は保育参加に継続して参加した経験のある保護者4 名を対象にインタビュー調査を行い,保護者が保育参加に継続して参加する意思決定プロセスを明らかにすることを目的とした。インタビューで収集したデータを,TEM を用いて分析した。その結果,保育参加への初めての参加決定から継続参加の意思を決定するまでのプロセスが明らかになった。
保護者は保育参加を経験し,わが子の園での状態を確認することで視野の広がりをみせ,その後,さまざまな気付きや理解を得ていた。さまざまな気付きや理解を獲得しても保育参加を自分自身のリセットと捉え,子どもとの関わりにおけるバランスを維持する役割と解釈することで保育参加への継続を促す働きとなっていた。