抄録
本研究では,幼児の基本的動作に対する客観的評価と保護者の主観的評価との一致度を明らかすることを目的とした。対象者は179名(男児94名,女児85名)の幼児とその保護者であった。7種類の基本的動作について,客観的評価は専門家による観察的方法,主観的評価は保護者による質問紙によって,動作水準を5段階で評価した。その結果,幼児の基本的動作の客観的評価と保護者の主観的評価の一致率は低かった。保護者がわが子の基本的動作の水準を過小評価していることにより,未熟な段階での一致率が高まった可能性が示唆された。