抄録
本研究では,評価の視点から幼小接続期の子供の育ちや学びの姿を継続して捉え,幼児期の育ちと学びを児童期につなぐ評価方法を検討した。評価方法として共有用記録を作成し,5歳児を対象に評価を行い,担任へのインタビュー及び保護者へのアンケートを行った。小学校入学後には学習評価用ワークシートの作成と授業記録を行い,共有用記録を用いて担任へのインタビューを行った。
その結果,①幼児期の育ちや学びの姿には児童期で捉えられているものがある②子供の育ちや学びの姿には捉えにくいものがある③共有用記録による評価の利点等が明らかになった。これらの結果から,幼小接続期の評価方法として,共有用記録の有用性を見出した。