運動疫学研究
Online ISSN : 2434-2017
Print ISSN : 1347-5827
Global Observatory for Physical Activity–GoPA! 2025日本のカントリーカードの概説
天笠 志保 Andrea Ramírez VarelaJuliana Mejía-GruesoPedro C. HallalMichael Pratt井上 茂
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論文ID: 2602

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抄録
2025年9月にGlobal Observatory for Physical Activity–GoPA!より,カントリーカード(第3版)が公表された。GoPA!は,世界中の身体活動に関するデータを収集,分析,共有することを目的として2012年に設立された国際的なネットワークである。2015年には各国の身体活動プロファイルであるCountry Card(カントリーカード)の第1版が出版され,第3版では世界186ヵ国の身体活動のサーベイランス,政策,研究の取り組みと過去10年間の進捗状況が反映されている。第3版のカントリーカードは各国の,①人口統計データ,②WHOが推奨する身体活動量の達成率(身体活動ガイドラインの達成率),③政策とサーベイランスの現状,④身体活動研究の現状,⑤身体活動促進の能力ピラミッドの5つの項目から構成されており,新たに加わった情報としては目的別の身体活動(活動的余暇・活動的移動)の達成率や身体活動研究の性差に関する情報などがある。日本人成人の身体活動ガイドラインの達成率は55%であり,世界全体や西太平洋地域と比較してやや低値で,性差は大きかった。研究,政策(政策の有無・実施状況),サーベイランス(定期性・場面別)の3要素から構成される身体活動促進のための能力ピラミッドにおける評価は全体的に高く,身体活動ガイドラインの達成率の結果と乖離があった。今後,身体活動推進のさらなる強化が望まれる。
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