実験音声学・言語学研究
Online ISSN : 1883-6763
設立記念大会
実験文字学の構想
池田 潤
著者情報
ジャーナル フリー

2009 年 1 巻 p. 25-29

詳細
抄録

音声言語と文字言語が本質的に異なる研究対象だと考える立場に立つと、20世紀の言語学は音声言語と文字言語のねじれた半面を重点的に研究してきたことになる。ねじれを是正するには、音声言語研究と文字研究を本格的に確立する必要があり、これこそが本学会が挑むべき課題のひとつだと筆者は考える。この考え方を踏まえ、本稿では実験文字学を構想し、研究の事例を紹介する。

著者関連情報
© Since 2009 THE JAPAN EXPERIMENTAL LINGUISTICS SOCIETY All Rights Reserved.
前の記事 次の記事
feedback
Top