2015 年 14 巻 2 号 p. 158-163
本研究の目的は、まちなかスタジアムを対象に、「多目的利用の促進」「周辺との相乗効果創出のための空間整備・ハード面での連携」「周辺への波及効果増大のためのソフトな施策」という視点から、スタジアムを活用した取り組みの実態と課題を明らかにする事である。具体的には、全スタジアムにアンケート調査を実施した上で、地域活性化に向けた特徴的な取り組みが行われているまちなかスタジアムの事例として4施設(アオーレ長岡・マツダスタジアム・ベストアメニティスタジアム・Kankoスタジアム)を選定し、スタジアム管理団体、所有団体、利用団体、周辺の商業者に対するインタビュー調査と実地踏査により、取り組みの実態と課題の把握及び分析を行った。