本稿は、フランス・ストラスブール市を事例に都市開発における市民参加の制度化を紹介する。地区評議会、市民評議会、外国人議会、都市ワークショップ、プロジェクトワークショップなど様々な参加が含まれる。地方政府は、都市開発のプロセスをどのように修正するのかによって、市民参加のツールを作っている。つまり、議員や行政職員は、都市開発を円滑に進めるために、これらのツールを利用する。このようなプロセスが表していることは、地域民主主義は、都市をよりオープンに住みやすくするための、都市開発の重要な基盤であるということだ。