都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
地方小都市における地域資源の重ね合わせによる拠点創出に関する研究
伊豆の国市伊豆長岡地域を対象にして
塩濱 宏己野原 卓
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2022 年 21 巻 3 号 p. 304-307

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抄録

近年人口減少による地域の持続可能性が課題になる中、持続可能な都市形態としてコンパクトプラスネットワークのまちづくりが進められ、街のコンパクト化に向けた拠点エリアの形成が図られている。豊かな拠点エリアの形成には、施設の集積、人口、多様な交流が必要で、そのためには地方小都市では、地域資源の重ね合わせが必要である。伊豆長岡地域では人口減少や旅館の撤退が見られるが、旅館や基幹病院等の地域資源があり、交流イベントがあり、豊かな拠点エリアの形成可能性がある。施設の集積と、人口分布を見てみると、必ずしもそれぞれの集積エリアが一致しないが、小バスターミナルである温泉駅周辺では住民以外にも、多くの来街者がいることがわかった。多様な交流という観点で見ると、アンケート調査より、住民と病院及び旅館従業員の欲しい施設に共通点があること、3属性とも旅館の利用に関心があること、交流イベントへの期待が高いことがわかり、これらを満たすことで、地域資源が重ね合わせることができ、豊かな拠点の創出の可能性があると考えられる。

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