2022 年 21 巻 3 号 p. 312-314
東日本大震災について教訓等を伝える活動をしている団体を調査して、岩手県、宮城県、福島県の75団体を抽出した。 これらの団体の属性、活動内容、その組み合わせなどを明らかにした。組織の属性は、主に観光協会や展示施設などの半公共団体、観光産業、市民の 3 タイプに分けられ、それぞれ約3割を占めていた。 活動内容は、現地視察、講話等9種類となった。 活動の種類別に組織の属性をみると、展示施設が展示以外にも多様な活動を行っていることや、市民が参加者の活動要求に柔軟に対応している可能性等が示された。